チラシの裏

今朝出掛けにNHK尾崎豊の没後20年だかで特集が組まれてた
作詞の創作ノートとか出して来て話題作りの匂いがプンプンしたが
本人にしてみりゃ正に黒歴史だろ
あの世でもんどりうってると思う


当事丁度10代だった私だが生来邦楽に疎く
何やらミュージシャンが野たれ死んだとか聞いても「誰?」
って感じだったし数少ない周囲友達連中も「誰?」って言ってた


特に15の夜なり代表作が取り上げられるも
凡そそれら歌詞にもその生き様にも全く共感を覚えなかった
今で言うなら只のDQNであり迷惑な話だなってな感想しか持てなかった


それが葬儀の頃には泣き叫ぶ連中とかテレビに映ってたり
報道自体も含めさながら集団ヒステリーの様相であった
友人の一人がさも昔から知ってたかの様に(実際知っていたのかもしれないが)
その死を嘆く姿を見るにつれ自分の中の温度が更に下がっていくのを感じた
とにかく「なんだこりゃ?」と理解できない現象だった事を覚えている


当事半ば神格化した尾崎豊という存在は
今の若人に取っては只の旧い時代の人と映っている様に思える
私にとっては理解しがたい記号の一つとして心に残っている