BATMAN ARKHAM ASYLUM （バットマン アーカムアサイラム）

一応クリア、面白かった　久々に昨今のゲームをプレイし終えた感じ
難度ノーマルで終えたが全体的に丁寧な作り故の心地よいぬるさだった
よく指摘されるように敵の種類が少ないとかボス戦が似たり寄ったりとか
なんで雑魚キャラは頭上を見ないんだとかは確かにその通りだったが
それでも全体的な完成度は高かった感じ

箇条書きすると（アクション）ゲームのお手本的作りをなしている事が判る
・お手軽かつ奥が深い（気がする）戦闘システム
・丁寧なレベルデザイン
・ユーザーフレンドリーで判りやすいインターフェース等

例えば戦闘を具体的に記述してみると
基本的にXボタンの連打で連続技を繰り出せて経験値でアップグレード可。
敵の頭上に電撃様のアイコンが灯ったらそいつが攻撃してくる合図で、そこでカウンターのYボタンを押すと
その攻撃を逆手にとりノーダメージで反撃しそのまま連続攻撃に持ち込める。これは相手が多少離れていようが
複数まとまって来ようがシームレスに行われこれにより敵の群れの中縦横無尽に攻撃を繰り出す蝙蝠男の姿が
実現する。カウンターの受付時間もシビアではなく結構長く取られてるので私の様なぬるいゲーマーも蝙蝠男
の流れるような動きを堪能できる。

例によってフィニッシュムーブはスローがかかりSEの出来も良く爽快感アリ。
この他にも投げやバットラングを投げたりマントでの怯ませ攻撃や道具攻撃を絡めたりも出来るといった具合。

ちなみに雑魚戦と言えど相手が銃を持ってる連中だと話はまた別で銃撃を喰らうとバットマンは簡単に死ねます。
彼らの排除は闇に紛れて背後から殴りかかったり上空から襲い掛かって声もあげさず気絶させるのが常道の
某スネークっぽいスニーキングとかエスピオネージなアクションな味付けになってます。

ゲーム中はほぼ常にジョーカー等が喋っておりその量だけでも膨大なテキストになると思われる。
リドラーもちょくちょく声で出てくるけど奴の出題を全部解いたら顔を出してくるんだろうか。
つかジョーカーの声優ってマークハミルで昨今のアニメ版と同じなのか。
ルークとか連想できねぇほどジョーカーが板に付いてて凄ぇ。

今回語られた物語から得られた新しい知識：

■「バットマンの意志力は強靭すぎて狂ってるとしか思えないよ」
常人が狂う量の10倍薬物投与をされても、肉体が突然変異する薬物を撃ち込まれても
意思の力で克する化け物っぷりが描かれていた。

■「ってゆーかバットマンもまた狂人だよ」
その昔スーパーマンVSバットマンてな構図がたまにあって内容はよく知らないんだが陽の超級男は
正道勧善懲悪爽やか野郎で陰の蝙蝠男は汚れ役も厭わないダーティヒーローって見立てだと思ってたが
昨今確立されてきた感のある一連のダークナイトってな役柄を見るにつれもっと鋼鉄の意志と言うか
病的なまでに潔癖みたいな不殺の戒律やら垣間見えて以前見えてた構図も違ってたと思うに至る。
まぁ今作の雑魚戦とかどうみてもぶっ殺してる様にしか見えないんだがナ。
あとジョーカーも狂人ならバットマンも同様に狂人だみたいな言説が普通に出てくるあたり
メリケンの歴史あるヒーローなんだなとか思ってほのぼのとした。

■「基本体力・膂力が化け物レベルだよ」
殴って蹴って投げてゴリラみたいな体格の雑魚をKOさせるのはもちろん、ごっついボルトで締められた
ダクトカバー等を腕力や脚力で時に乱暴に時に敵に悟られないように静かにこじ開け、身長より高い障害も
難なく駆け上がり連戦に次ぐ連戦でも息一つ乱さない。
また視界を探査モードにすると建物などで構造的に弱い箇所が判って愉快道具の爆発物でぶっ壊して
隠し通路とかに続くんだが後半になるとグラップリングガンでフックを3本撃ち込んだあと
自力で引っ張ってぶっ壊す様になる始末。
ハイテク装備と知識を駆使し闇に紛れて隠密行動ってな印象の彼だがその根幹は腕力に拠るところが大と知る。
マーベル界最強の人間はパニッシャーと言われるがDC界最強の人間はこいつだと言われる所以がよく分かる。

そういやゲーム半ばで「こんな事もあろうかと」って蝙蝠男が島からバットケイヴまで隠し通路を
用意してた事が判明して吹くんだが、それは蝙蝠男の超人的な体術を駆使しないと到底たどり着け
ない場所でたどり着いた先でも全身レーザースキャンてなギミックを発動させた末ようやっと隠し
扉がガコンって開く按配。そうしてたどり着いた秘密基地（分署？）は映画まんまで鳥肌が立った。

今は隠しトロフィー探しやらで諸々のアンロックを試みてる状況。
リドラーからの出題でどうしても判らない手合いがあったが探査モードで浮かび上がった“？”の
上の部分と下の・がうまく“？”に見える位置視点を探してスキャンすればいいと判りいくつか捌けた。
つかこれむずいわ。だいたい8割がた終わった。
チャレンジモードはほぼ手付かずだがランキングとか見るとわりと途方にくれる感じでしたとさ。

追記：リドラーの出題とアマデウスアーカム・クロニクル終了
これでお話にかかわる要素は全て解いた、ちなみにリドラーさんは顔出しありませんでした
現状の進行度は84％(ハードモード未着手)でチャレンジモードをちまちま始めてみる
むずいよママン・・・。